今回はホームページを作ったが、なかなか見てもらえないとか、見てもらえても購入まで至らないと思われている方に向けてホームページのSEO対策について少しお話させていただきます。
ちなみにSEO対策とは、検索エンジンからサイトに訪れる人を増やすことで、Webサイトの成果を向上させる施策のことをいいます。
ホームページ制作は有している知識と技術を駆使しつつ、長い時間を掛けて少しずつ計画的に進めていく特性上、アクセス数が突出して増えるなどの良い結果をできるだけ迅速に求める傾向にありますが、SEOにおいて大事なのは迅速性を求めるのではなく、じっくりと向き合っていく事です。
迅速性を求めずにじっくりと向き合うのが大切な理由は、検索エンジンにおいて活躍している機能がホームページ制作によって仕上げられたホームページを見つけ出すまでには時間を要するためです。
また、被リンクなどの関係によって検索結果の中には存在していても上位には表示されていない状態もしばらく続きやすいので、焦らずに必要なアクションを計画的に行っていきましょう。
そういった焦らずに計画的なアクションを行っていく事を基本としつつ、忘れないようにすべき注意点として挙げられるのがペルソナをきっちりと設定しておく事です。
ペルソナとは
ユーザーの視点でサービスや商品を設計するために用いられる手法の一つです。
ペルソナは人格という意味で、商品やサービスを利用するユーザーの価値観や趣味、個性、行動特性などをモデル化した人物像のことをいいます。
一見ターゲットと同じように思われますが、ターゲットは世代や性別・年齢・職業・年収等の基本的な属性を捉えるのに対し、ペルソナは特定の人物を具現化して考えていく手法の一つになります。ホームページは、立ち上げる方のほとんどが、新規顧客やブランド周知を目的としています。まずは自社の商品やサービスの想定顧客層を確認したうえで、代表的な顧客像を明らかにします。
例えば、40代女性向けの「美容グッズ」を作ったとして、そのブランドのターゲットユーザー層の代表的な人格を表すペルソナを作成することで、より商品設計を絞り込むことができます。ホームページ制作でペルソナ法を用いる時は、デザインや使い勝手からコンテンツ設計、導線設計まで、あらゆる場面で、ペルソナで設定した人物像であれば、どう思うだろう?と考えながら制作を進めていくのです。
SEOにおけるペルソナは商品またはサービスにおいて対象にする相手の事を指し、ペルソナがはっきりとしていなければ良質なホームページ制作を行っても届ける相手が不明瞭であるが故に、力強くアプローチするホームページに成長させにくい様子から、ペルソナを設定しておく必要があります。
しかもペルソナを手がける際には氏名や住所、年齢や性別といった基本的な内容のみに限らず生活スタイルや家族構成、趣味や仕事といった込み入った内容に関するまで思慮しましょう。
また、今日ではホームページはあらゆる事業にて欠かせない存在になっているからこそ一言でホームページと言っても、企業サイトの他にショッピングサイトやメディアなど種類豊富です。
それぞれの種類によってSEOの術や有効的なアプローチには違いがあるので、ホームページ制作をしている対象によって変化させると良いです。
加えて、SEOを行う時には一方的に行い続けるのではなく、高い頻度で行ったアプローチによる変化を調べてその後の計画を立て直しましょう。